実際に聴いてみよう
スピーチ時間:3:38 カテゴリー:自己啓発本
解説PART
語句・表現
- reach:(目的や希望など)に達する <(句)get toと同じ意味>
- a one-way street:一方通行の道
- lead up to:~という結果に至る
- figure:~と考える/~と思う
- make it:(仕事で)成功する<少しインフォーマルな響き>
- sit back:手をこまねく/何もしない <backは「元の状態」を表わす副詞。sitと合わさって「座ったまま傍観するイメージ」を生み出す>
- comfort zone:コンフォートゾーン(ここちよい環境。ネガティブな意味合いもあり、仕事の内容などで「この程度で十分」と小さな満足に甘んじているレベルも指す。)
- it doesn’t take long to V:あっという間に~する <直訳すると「それほど時間がかからずに~する」>
- go downhill :下り坂になる <直訳すると「坂道を下る」こと。転じて、品質や健康など何らかの状態が悪くなることを表わすイディオム。>
- push oneself:~を追い込む
- come up with :~を思いつく
- lead to :~につながる <led toは過去形>
- hot-shot:やり手/有能な人 <「やり手の~」など形容詞的にも使える>
- creative block:創造的な活動におけるスランプ<良いアイデアがなかなか出てこない状態>
- pour in:流れ込む <どんどん注がれて増えるイメージ>
- get distracted by:~に気をとられる
- stockbroker:株式ブローカー/株式仲買人
- ignore :無視する
- get into:(ある状態に)なる/始める <intoは隔たりを抜けてその中に入るイメージ。後ろに来る目的語によって日本語訳はさまざまに変わる。例:get into trouble(面倒ごとに関わる)>
- stuff:もの/こと(インフォーマルな響き)
- outwardly:うわべでは/表向きでは
- inwardly :内心では/心の内では
- Prozac:プロザック<米国では「ハッピードラッグ」とも呼ばれている有名な抗うつ薬>
- anti-depressant:抗うつ剤
- float along:うわの空になる <雲のようにふわふわとぼーっとしているイメージ>
- serve:~に尽くす
- let A go:~を解雇する <直訳すると「行かせる」「手放す」>
- go under:倒産する <直訳すると「沈む」>
- eight principles:8つの原則 <リチャードさんの提唱する8つの成功原則:1. Passion, 2. Work, 3. Focus, 4. Push, 5 Ideas, 6. Improve, 7. Serve, 8. Persist>
- altogether:完全に <全部や全体を強調するイメージ>
- continuous:連続的な/途切れない
- syndrome:症候群
- sustain:維持する
学びPART
皆さんは、ビジネスにおける「成功」という言葉にどのようなイメージを抱きますか。たとえばこの資本主義社会の成功者の像として、新しく事業を起こして大儲けし、毎日華やかな暮らしを送っているようなお金持ちを思い浮かべる方も多いかもしれません。
しかし、このような成功者の多くはそのあと失敗に向かって歩み始めると言われています。気が緩み、お金のことに気を取られ、改善やアイデアの創出をやめてしまい、好きなことではなく嫌いなことに時間を割くようになってしまうのです。
そして、どんなに高級な車を乗り回しても、抗不安薬の量は一向に減りません。周りからは成功していると思われていても、内心は不安でいっぱいです。決して幸せな状態ではありませんし、成功者とも言い難いでしょう。
本物の成功者は、このような不幸な道をたどりません。成功分析家(Success Analyst)のリチャード St. ジョンさんは自らの失敗談から成功の定義に一つの答えを導きました。彼によれば、成功とは永遠に続くマラソンのようなもので、ずっと快活に走っている状態を指すのです。短距離走のように100メートル先のゴールに向かって全力で駆け抜けて、テープを切ったらそこで終わるようなものではありません。
つまり、成功を続けるためのアクションを毎日、毎日、続けなければならないのです。すなわち、リチャードさんの提唱する「8つの成功原則」のような成功のための行動規範に従い、ずっとずっと命を燃やし続けることなのです。
さて、皆さんはこのスピーチを視聴したあとで成功に対するイメージが少し変わったのではないでしょうか。
私たちは本当に成功したいのなら、「目先の成功」を追い求めるのではなく、初めから「持続可能な成功」を目標にして歩み出さなければならないのです。
感想PART